お住まいの自治体にもよりますが、お子さんが3歳~3歳半位になると行われる「3歳児検診」
実施日の数か月前に大量のアンケート用紙と共に採尿・聴力・視力検査キットが郵送で送られてきます。
開けてびっくり!青ざめる方も多いのではないでしょうか?
中でもハードルが高かったのが視力検査。
検査の趣旨をなかなか理解してもらえず頭を抱えてしまいました。
今回は、家庭での視力検査を理解してもらうため実際に試した方法をご紹介!
超めんどくさがりなわたしが思いついた、シンプルで手間も費用もかからない方法なので良かったら参考にしてみて下さい。
理解の仕方には個人差があります。アイディアの1つとしてお試し頂けると嬉しいです。
同封されていた視力検査キットはこれ!
一般的な「C(ランドルト環)」の大きいものと小さいものがプリントされている簡素なもの。
それを20㎝四方程の白い紙に貼り、2.5m離れて検査をするという内容でした。
自治体によっては絵で答えさせるところもあるようです。
どんな風に理解してもらえなかったのか?
いや、よくわからないんですけどねw←
シンプルにランドルト環を見せて、どっちが開いてる?って聞いたんです。
すると「これ?」と言って耳を触ったり手で望遠鏡を作って覗いたり…。
こちらが求めている回答とは程遠いものがかえってきました。
恐らくランドルト環が耳に見えたのか、同じ形ど~れだ?と勘違いしているんだろうな?と。
同じことを繰り返すもの変に覚えてしまうだろうし、なによりわたしの「何でわかんないの?」と言う不安とストレスが子に伝わるのを防ぎたかったのであっさり諦めてしまいました。
理解してもらうためにした事
回答用のランドルト環を紙に描いて用意してみた
そこで考え付いたのがこれ!同じ形を絵に描いて指さしで答えさせる方法!
これなら2人がかりになりますが、ただ絵を描くだけなので手間も費用もかかりません。画力もねw
試してみると、こんな陳腐な絵でもすんなり理解してもらえたようで全問正解!
…が、嬉しいのもつかの間、つまずき始めました。(暗雲)
小さい方のランドルト環で検査し始めたら途端にできなくなった
小さい方のランドルト環も楽勝だろうと検査を始めたら
と言いだし、わたしの作った回答用の用紙を裏返したり他の用紙を探したり…。
冷静に「これと同じのこれでしょ?」と同じマークを指しても「これじゃない!」の一点張り。
ムムム?これは💡とピンと来て、回答用の用紙にこれを描き足しました。
問題と同じ大きさの小さめのマーク!
どうやら大きさまで同じじゃないと「同じ」と思えなかったみたいで、この小さなマークで検査しなおしたら小さい方のランドルト環も全問正解!
ようやく理解してもらえました。
…とここまでは両目で行った場合。(暗雲ふたたび)
片目ずつ検査する時にまたできなくなる
次は片目ずつと後ろから片目を手で隠してもらった瞬間、爆笑(笑)
くすぐったいのか初めての感覚で面白いのか笑ってしまって全く検査にならない事態に。
それもそのはず。
実は視力検査だけ一週間の猶予を貰い家庭での再検査となったわが子。(その理由はこちら)
検診から帰宅後すぐにこの再検査を試しています。
いつもならお昼寝の時間に3歳児検診が実施され、おまけになれない事ばかり。
終わってからも全く休まずにこの再検査で集中力切れたんだろうなぁとその日は笑って断念しました。
日を改めて、「目のゲームしよ!」とお誘いし、わたしが面倒なので集中力が切れないうちにと小さい方のみで実施。わたしが目を隠す役をしてうまく誘導しました。
そして、間違える事も笑う事もなく無事全問正解で終了。
ホッとした母なのでありました。
目を隠す方法として公式からティッシュを畳んで片目ずつ絆創膏テープで貼る方法がありますが、「なにこれ~?」と取ってしまう恐れしかなかったので採用しませんでした。あとはわたしがめんd…
その他の理解してもらうためのアイディア
大きめのランドルト環を作る
検診会場で保健師さんが教えてくれたのは、車のハンドル位の大きさのランドルト環を作るというもの。
それを子供に持ってもらい同じ形を作らせ回答させるということでした。
「なるほど~」なんてうなづいてましたが内心「いや、めんどくさいなそれ」と私の中の悪魔が毒をはいていました。
代用品として有名なアーチレインボーがあればうまくできそうですね。
この色味のアーチレインボー、可愛いしお値段もお手頃♡
本家はこちら↓
絵本「たべたのだれかな?視力あそび」で練習する
調べてみると3歳ではランドルト環の切れ目を上手く答える事ができないことが多いようです。
そこで考えられた絵本が「たべたのだれかな?視力あそび」
ドーナツをランドルト環に見立て遊びながら理解してもらうというものです。
上下左右に動物が描かれ真ん中に一か所がかじられたドーナツ。
誰が食べたか教えて?と聞くことで視力あそびができるというものでした。
おぉ!これなら楽しく視力検査できそう!画力のある方は自作できるのでは?
おまけに日本眼科医会と日本小児科医会から推薦を貰う程のお墨付き!というからなおさらオススメです!
言い方を変えてみる
ランドルト環という名称がわからなかった時に「パックマンみたいなの(年齢バレる)」と言っていたわたし。
パックマン…ん?と閃いたのが「開いてるほうどっち?」ではなく「お口どこにある?」でした。
聞き方で伝わってないのかな?と思ったので試してみたんですが、アイディア虚しく近くまで寄ってきて「お口こっち!」と指さしてくれました…トホホ
同じ考えの視能訓練士さんがいらっしゃったようでYouTubeに練習動画が上がっていました。
記入欄の「理解できなかった」項目に注意!!
家庭での再検査になってしまった理由はこれでした。
視力検査の記入項目の中に「理解できなかった」という項目があります。
本来なら、上手くできなければ日を改め何度かチャレンジさせなければならないのですが、わたしの「理解できるだろう」という謎の自信で検診日前日に行い、理解できず検査にならない事実が発覚!
もちろん日を改めることも出来ないので、
この項目があるって事はそう言うことだよね~。
と軽い気持ちでチェックし検診日当日いそいそと会場へ向かいました。
しかーし!!突き付けられたのは指定眼科での「精密検査」😨
慌ててもう少し頑張らせてもいいかを伺い、1週間の猶予を貰いました。
いつも誰も見えていない小さな虫やゴミを発見したりするので、見えている確信はありましたし
なにより、(注意:ここからダメっぷり発揮します)
- 眼科受診する手間がめんど~!
- 費用もかか~る!
- 予定が1つ増えるのもかんべ~ん!
精密検査になっちゃうよって書いてくれればもうちょっと頑張ったよ?
ぇ…この母親心の声ダダ洩れだけど大丈夫?それなw
なので、この甘い罠「理解できなっかった」には注意が必要です。
まとめ
なんとか理解させることができ、1週間後の期日にパーフェクトなお返事を返すことができました。
うまく理解してもらえない現実に、どうして視力検査なんてあるんだろう?と何度思ったか(笑)
少し気になったので調べてみたところ、この3歳児検診での視力検査は目の不調を訴える事が難しい3歳児にとってとても重要なものなんだそうです。
この検査によって
- 早いうちに目の異常や病気を知ることができる。
- 適切な治療を早い段階で開始する事ができる。
- 視力回復に大きく繋がる。
と、お子さんの将来に大きく関わってきます。
子供の視力に心配がなかったのにこの検査で精密検査になり「お子さんが弱視だった」と言う体験談も見掛けしました。
なかなか理解してもらえないとくじけそうになりますが、可愛いお子さんの為しっかりと検査してあげましょう。
もしわたしのようにくじけそうになった方にこの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。